1.パテ処理
塗装前の製品には、製造過程でできた溶接の跡や細かいキズがついています。パテ処理をすることで、下地の表面の段差や凹凸をなくし塗装を行える状態にします。
2.前処理
塗装の前処理としてリン酸鉄皮膜処理を行います。鉄は大気中の酸素と反応すると即座に酸化鉄(錆)の発生が始まります。
リン酸鉄の薄い皮膜を作ることで、塗膜の耐食性、塗料の外観・密着性を向上させます。
3.塗装作業
ご依頼の樹脂塗料にて塗装作業を行います。
溶剤塗装では、下塗り、上塗りを丁寧に行っていきます。
粉体塗装では、スプレーガン(静電ガン)で塗料を吹き付けます。
樹脂塗料は加熱することで硬化し、強度の高い仕上がりになります。
4.焼付乾燥
乾燥炉では様々な熱源を使用し、水分・溶剤・粉体などあらゆる物の焼付乾燥を行います。
設定温度は50℃から最大200℃程度で, 数十分前後の短い時間で200℃まで温度を上昇させることができます。
5.完成検査
目視による外観検査、
膜厚計を使用して膜厚検査を行います。
6.梱包作業
梱包作業では商品を箱に詰める等、出荷できる状態にします。
完成した商品を保護し、運搬しやすくする役割があります。
7.保管・出荷
製品完成後は、自社倉庫にて保管又は、自社便にてお客様のもとへお届けします。
お客様による製品の持ち込み、引取りも可能です。